2016年8月14日日曜日

世田谷一家殺害事件(1999年)

1999年12月31日、世田谷区上祖師谷の宮沢みきおさん(44)宅で、一家4人が殺害されました。

<<当初の見立て>>

【犯行経路】
12月31日23:30頃、犯人は中二階の風呂場の窓から侵入。中二階の子供部屋で6歳の男の子・礼くんを絞殺(窒息死)しました。その後、家長であるみきおさんに1階の階段下で遭遇。みきおさんは犯人に複数回刃物で刺され失血死。

その後犯人は3階のロフトに向かい、妻の泰子さん(41歳)と娘のにいなちゃん(8歳)を殺害。やはり刃物による殺害。

【犯人の奇行】
・12月31日23:30~翌1月1日10:10まで殺害現場にとどまる
・アイスクリームをスプーンを使わずかじりつき4つ完食
・引き出しの中身(書類など)を無造作に取り出し水が張られた浴槽に投げ出す。(浴槽の窓は開いていた)
・インターネットを使ってある劇団のホームページにアクセスし、チケットの予約を試みる
・インターネットでみきおさんの会社HPにアクセス

【犯人の遺留品】
・ラグランシャツ(返り血有り)・・・裏返しに脱がれて床におかれていた
都内では10枚だけ販売された

・黒のダウンジャケット(返り血なし)・・・犯行前にリビングのイスに丁寧にかけてあった
ユニクロ製エアテックジャケット(黒・L)

・ヒップバッグ

・ニット帽
毛糸織

・手袋
エドウィン製

・大量の指紋


・DNA型

【事件の背景・容疑者たち】
・近所に集まるスケボー少年たちとトラブルになっていた
・都の公園事業にまつわる土地に関するトラブルがあった(暴力団員・覚せい剤常習者による)
・公園拡張で世田谷区に買収予定だったみきおさん宅に、その代金としての多額の現金があった。
その金を狙ったアメリカ人武装強盗団が来日していた
・ソウルマフィア(キレやすい人物)が周辺に滞在


<<現在わかっていること>>
・犯人が滞在していたと思われていた1月1日10:10には、実は犯人はもうすでにおらず逃走していたものと見られている。パソコンの起動状況から、犯人が朝までいたと思われていたが、第一発見者である泰子さんの母親が、みきおさん宅に異常を感じ入った際にマウスに触れたことにより誤作動を起こしたものと思われる。
・その関係で、以前に無関係とされた犯人と思しき目撃証言が有効化してくる。



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